2月に天草小学校4年生の皆さんが、授業で妙見浦の見学をしました。
そのときに「象さん岩」で拾ってもらった、ゴミのお話をします。

ゴミ拾いをしたのは砂州の付近を10分ほど。
それでも約6kgのゴミが集まりました。

圧倒的に多かったのはプラスチック。

プラスチックは分解されにくいので、いつまでも海中に漂い続けます。
これらを魚などの海の生物が食べてしまい、その魚を私たち人間が食べることで何かしらの健康被害が起きるのではないかと、現在問題になっています。
ペットボトルや空き缶といった飲み物の容器もたくさんありました。

これらは意図的に(無意識に?)ポイ捨てされたのかもしれません。
こんな物もありました。
縦横50cmくらいの看板。あえて隠していますが、書かれていた文字をヒントに検索してみると、どうやら関西の業者の看板のようでした。

台風などで吹き飛ばされた看板が、波によって天草まで運ばれてきたのではないかと推測しています。
ほかに目立ったのが釣りや漁の道具でした。

一番右の物体は中国でよく使われている浮きで、日本各地に流れ着いているそうです。
釣り具は、針がついている場合もあるので、皆さんがゴミ拾いをするときは注意してください。
また、中国製の浮きで青いものは、塗料にヒ素が使われていることが分かっていますので、素手では触らないようにしてください。
今回の授業の合間にゴミ拾いをしてもらいましたが、残念ながらまだまだたくさんのゴミが落ちていました。
それでも、拾った分だけはもう海を漂うことはありません!
少しずつでも海がきれいになればいいなと思います。
天草小学校の皆さん、ご協力いただき本当にありがとうございました\(^o^)/